• Impress R&D
  • Impress Innovation Lab.
  • WBB Forum
  • 調査報告書
  • その他の関連サイト
  • データセンター完全ガイド
  • レンタルサーバー完全ガイド
  • Web担当者Forum
  • IT LeadersIT Leaders
  • Think IT
  • Find-IT
  • クラウドサービス完全ガイド

WBB Forum


  • WBB Top
  • NGN
  • 標準化動向
  • 特集
  • 連載
  • データベース


モバイル / ワイヤレス ブロードバンド デジタル放送 IPv6 電波/周波数 NGN
総務省に聞く 青山教授に聞く BTヨンキム氏に聞く NTT橋本氏に聞く TTC井上氏に聞く 特別対談 森川博之 vs 村上龍郎 服部武 vs 河内正孝 羽鳥光俊 vs 谷岡健吉 江﨑浩 vs 冲中秀夫 村井純 vs 亀山渉 KDDI安田氏に聞く ルート&ユビテックの地域WiMAX戦略 ウィルコムの次世代PHS(XGP)戦略を聞く UQのWiMAX戦略
歴史人物館 新ビジネス・モデル研究 活発化する周波数割り当て RFIDの基礎と最新動向 NGNの核となるIMS 海外のサービス最前線 Q&Aで学ぶH.264/AVC Q&Aで学ぶデジタル放送 NGN時代のモビリティとセキュリティ
標準化組織と活動内容 電波マップ 放送・通信融合マップ 展示会・セミナーレポート 企業・製品情報 総務省・情報通信審議会 用語集
ログイン

Q&Aで学ぶH.264/AVC(7):圧縮情報をどう復号するか?

 
水, 2008-03-19 10:13
トラックバック(0)
コメント(0)
連載
印刷用ページ
大久保 榮 早稲田大学国際情報通信研究センター 客員教授
Q&Aで学ぶ基礎技術:最新の情報圧縮技術:H.264/AVC編(7)

このコーナーでは、最新のICT(情報通信技術)のキーワードをQ&A形式でわかりやすく解説していきます。
ブロードバンド時代の急速な進展を背景に、通信と放送の融合が注目され、本格的な画像コミュニケーション時代が到来しています。このような時代の要請に対応して、新しい「H.264/AVC」という画像圧縮技術が標準化され、国際的な注目を集めています。今回は、圧縮された情報の復号化について解説します。

Q7

Q7:圧縮情報をどう復号するか?

アナログの入力画像はどのように圧縮され、相手に伝えられて復元(復号)されるのでしょうか。その仕組みをわかりやすく説明してください。
A7

≪1≫デジタル化した画像を圧縮する

図1-8は、実際に富士山の麓(ふもと)を走る新幹線の風景を、標準テレビ用のビデオ・カメラで撮影し、撮影したアナログ画像を124Mbpsの非圧縮PCM(先のQ.4のA.4で解説している)に変換し、MPEG-2の符号器(エンコーダ)に入力しています。次に、MPEG-2の符号器によって124Mbps(入力テレビ画像)は30分の1の4Mbpsに圧縮され、ブロードバンド回線で送信し、受信側でMPEG-2の復号器で元の画像に復号し、標準テレビで楽しむプロセスを概略的に説明しています。


図1-8 標準テレビ画像をMPEG-2で圧縮し送信する仕組み(クリックで拡大)

このプロセスを図1-9で、もう少し詳しくみて見ましょう。図1-9に示すように、被写体が発する光を捉えたテレビ・カメラからのアナログ情報は、A/D変換器(Analog to Digital Converter、アナログ/デジタル変換器)でデジタル化されます(非圧縮のPCM方式でデジタル化)。このA/D変換器は、以前は独立した装置だったこともありますが、現在ではLSI化され、多くは符号化装置(エンコーダ)の一部として実装されています。


図1-9 被写体を撮影し符号化/複合して相手に送信する仕組み(クリックで拡大)

アナログ信号を標本化によってデジタル信号に変換(非圧縮PCM)した後は、個々の標本が「画素」(英語で「ピクセル:Pixel」という)となり、それは数値(例:4ビットの場合は「0010」)で表されますので、いろいろなデジタル処理が可能になります。

また、画素のままで画像を表現するよりも、後述するDCTによって等価な周波数成分に変換(これをDCT係数と言う)して表現することによって、画像の圧縮を容易にできるようになります。

次に、この周波数成分(DCT係数)を例えば、後述する可変長符号化(エントロピー符号化。後述のQ.11参照)し圧縮することもできますが、H.264/AVCを含めて、現代の画像圧縮符号化は後述する「動き補償フレーム(画面)間予測」と「DCT」に「エントロピー符号化」を組み合わせた「ハイブリッド符号化」によって圧縮します。

動き補償フレーム間予測とは、時間軸方向に流れるフレーム(画面)間で、前画面(フレーム)をメモリ(フレーム・メモリ)に記録しておき、被写体の動きを考慮した予測画面と原画面の差分(すなわち予測誤差)のみを相手に送ることによって、前画面と同じ冗長な情報部分(例えば変化のない「山」の部分)を削減し、(「山」のように変化のない同じ画像部分は送らないで)圧縮する方法です。



※この「Q&Aで学ぶ基礎技術:最新の情報圧縮技術〔H.264/AVC〕編」は、著者の承諾を得て、好評発売中の「改訂版 H.264/AVC教科書」の第1章に最新情報を加えて一部修正し、転載したものです。ご了承ください。


関連書籍

改訂版 H.264/AVC 教科書

好評発売中!
改訂版 H.264/AVC 教科書
コンテンツ高画質時代、この一冊で最強の画像圧縮技術を学ぶ

監修:大久保 榮
ページ数:360P
サイズ・判型:B5判
価格:3,990円(税込)

〔本書の特徴〕
2006年4月1日からのスタートした「ワンセグ」も採用している、ハイビジョン時代対応の高忠実度化規格(FRExt規格)を含めた、H.264/AVCの全プロファイルを網羅した決定版。Blu-ray/HD DVD/ゲーム/ケータイ/デジタル放送/テレビ会議の関係者には必読の書!

» コメントを投稿するためにはログインしてください。

バックナンバー

  • Q&Aで学ぶH.264/AVC(1):H.264とは? AVCとは?
  • Q&Aで学ぶH.264/AVC(2):なぜ、圧縮技術が必要か?
  • Q&Aで学ぶH.264/AVC(3):「圧縮」と「符号化」、「圧縮符号化」の違いは?
  • Q&Aで学ぶH.264/AVC(4):情報をデジタル化する仕組みは?
  • Q&Aで学ぶH.264/AVC(5):どのような情報が圧縮されるのか?
  • Q&Aで学ぶH.264/AVC(6):ハイビジョンでも使われる「色差信号」とは?
  • Q&Aで学ぶH.264/AVC(7):圧縮情報をどう復号するか?
  • Q&Aで学ぶH.264/AVC(8):「ハイブリッド符号化」とは?
  • Q&Aで学ぶH.264/AVC(9):MPEGシリーズとHシリーズはどこが違うのか?
  • Q&Aで学ぶH.264/AVC(10):「H.264/AVC」は画像だけの圧縮技術か?
  • Q&Aで学ぶH.264/AVC(11):圧縮技術の基本的な要素は?
  • Q&Aで学ぶH.264/AVC(12):圧縮技術の基本的な技術「DCT(離散コサイン変換)」とは?
  • Q&Aで学ぶH.264/AVC(13):圧縮技術の基本的な技術「可変長符号化方式」の特徴とは?
  • Q&Aで学ぶH.264/AVC(14):H.264/AVCの優れている点は?
  • Q&Aで学ぶH.264/AVC(15):身近なデジタル機器の圧縮技術は?
  • Q&Aで学ぶH.264/AVC(16):H.264/AVC以外の圧縮技術は不要になるのか?
  • Q&Aで学ぶH.264/AVC(17):日本の携帯電話向け放送サービスはH.264/AVCに決まったのですか?
  • Q&Aで学ぶH.264/AVC(18 最終回):H.264/AVC規格の原書のイメージは?
バックナンバーインデックスへ

トップ10

  • 802.1/802.3の標準化動向(6):広域イーサネット向け802.1ah PBB標準とPBB-TEの動向
  • NGNの核となるIMS(1):IMSとは? なぜIMSが必要なのか?
  • 802.11n(無線LAN)の標準化動向(4):600Mbpsを実現するMAC副層の仕組み
  • 連載:インターネット・サイエンスの歴史人物館(1)バネバー・ブッシュ
  • Q&Aで学ぶデジタル放送(3):アナログとデジタルの違いは?
  • 連載:インターネット・サイエンスの歴史人物館(4)J. C. R. リックライダー
  • スマートハウス構築の中核となる新通信規格「ECHONET Lite」がHEMSの標準インタフェースへ(前編)=HEMS事業への参入を促進するため一般公開!=
  • 802.11n(無線LAN)の標準化動向(3):600Mbpsを実現する物理層の仕組み(後編)
  • 連載:インターネット・サイエンスの歴史人物館(2)クロード・シャノン
  • 802.11n(無線LAN)の標準化動向(2):600Mbpsを実現する物理層の仕組み(前編)

クラウドWatch

  • NTT、復号鍵の管理をクラウド側で安全に行える「クラウド暗号方式」を開発
  • ゾーホー、対応機種を拡充したファイアウォールログ解析ツール新版
  • PR: 中野新橋駅5分 新築2LDK+S 4180万円より
  • オウケイウェイヴ、「ソーシャルCRM」教育講座を無料で開講
  • 王子製紙グループ38社、富士通の連結会計システムでIFRS対応へ
一覧

INTERNET Watch

  • DNSサーバーの実装に脆弱性、“幽霊ドメイン名”がキャッシュされ続ける
  • デジガレ、サンフランシスコにベンチャー支援施設、「アジャイル開発」軸に
  • NTT、復号鍵の管理をクラウド側で安全に行える「クラウド暗号方式」を開発
  • ネット詐欺対策Androidアプリ「SagiWall」のパッケージ版発売
  • OCN、3カ月半にわたり、他人のメールパスワードを変更できる状態に
一覧

インフォメーション

  • 弊社親会社における個人情報を含むパソコンの盗難に関するお知らせ
  • このサイトについて
  • サイトへのメッセージ
  • 協力者・執筆者の紹介
  • WBB Forumのメンバーについて
  • プライバシーポリシー
  • 会社概要
  • お問い合わせ

impressR&D
| 本サイトのご利用について | お問い合わせ | プライバシーについて | 会社概要 | インプレスグループサイト | インプレスグループTop |
| OnDeck | libura PRO | IMPRESS INNOVATION LAB. | インターネットメディア総合研究所 | WBB Forum |
| IT Leaders | Think IT | Fnd IT | Web担当者Forum | データセンター完全ガイド | レンタルサーバー完全ガイド | クラウドサービス完全ガイド | maniax.jp |
Copyright ©2006-2011 Impress R&D, an Impress Group company. All rights reserved.
impress